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2011-07-09

『星を継ぐもの』

『星を継ぐもの』1巻 J.P.ホーガン原作 星野之宣(小学館)
おそらくSFの名作(すみません、原作は読んでいない)である原作を、星野之宣氏がコミカライズ化。
原作があろうがなかろうが、さすがは星野之宣。見事に星野之宣のマンガになっている。

2050年代。夢の新エネルギーで生活が安定した地球。人々は安心を手にしたことで、紛争はなくなった。国連が世界中の軍事兵器を買い取り廃棄したことで、現在の地球は戦争が全くないきわめて平和な世界となっている。
そんな時代。
月で発掘されたものが世界中を驚愕させる。
それは宇宙服を着た人の遺体。ただしそれは5万年前のものであった。
この遺体の調査を依頼された異端の科学者である主人公と、生物学者。そしておそらく強引に調査に参加した国際平和委員会の1人。遺体の調査、さらなる月の調査は、さらなるなぞへの扉にすぎなかった。

ということではたしてこの先どういうストーリーが待っているのか。実に楽しみな第1巻。

2011-06-09

山田章博を讃える。

相変わらず同じ時期をぐるぐると。
山田章博の『ロードス島戦記ファリスの聖女』を読み返す。「宙空の住者、星々の子らよ・・・」というメテオ・ストライクの詠唱が気に入っていて、そんな人、他にもおらんか、と検索したら、漫画の詩に注目したページが。
朝からまた通勤途中に泣いてしまう。
詩だけでもええわ。
やはりこの作品、大好き。

http://forceria.web.fc2.com/lodoss/replay/pharis.html

2011-05-04

山田章博展。

京都国際マンガミュージアムでやっている山田章博ー世界を生み出す魔法の筆ー展を見に行った。
スペースは狭かったが実に良い。ファリスの聖女の原画、素敵すぎる。
行って良かった。
1304514775493.jpg

2011-02-13

『悪魔が夜来る』

『悪魔が夜来る』ひさうちみちお 青林工藝舎
毒の詰まった短編集。絵はとても美しく詩的。でも実に毒だらけ。幻想的で美しい毒。そんな本。

『このたびは』

『このたびは』えすとえむ 祥伝社
『自虐の詩』を貸して下さった先生から教えていただいた京都精華大学卒業生の作品。
結婚、葬式などの節目の女性の姿を描いた短編集。
淡々と、でも細やかに描いた作品。
たぶん、まだまだ若い方なんだろうけど、そうは感じられない。今後が実に楽しみな方。

『野田ともうします。』

『野田ともうします。』3巻 柘植文 講談社

野田エキスが詰まりまくった第3弾。前巻までに比べよけい濃くなった。
超ポジティブで少しずれている女子大生・野田さんにまつわるもろもろ。
服のことをからかわれても物ともしない野田さん。
だけど、爪の白いところが無いことを指摘されると妙に気にする。
・・・いや、そういう個々の描写は余計か。ともかく素敵な野田さんの楽しい毎日。

『自虐の詩』

『自虐の詩』上・下 業田良家 竹書房文庫
いまさらながら、お世話になっている先生からお借りして読む。
「なんでこんな悲惨な生活を読まなきゃいかんのだ」とぶつぶつ言いながら読んでいたら下巻でどんどん変化が。
幸江さん・・・。
決して後味の悪い本ではないので、意外なほど癒されるかも。と感じたさすがの名作。

2011-02-09

すっげえ悩む。

トイズプレスで出しているものは買っていないけど、角川書店から出しているものは結構買っているファイブスターストーリーズ。10年はファンでい続けている気がする。
ということで、新たに出版されるこの本。・・・どうしよう、悩むなあ。
雑誌連載時の、と言われても。加筆修正版じゃないなら、やはりやめておくか。

ファイブスター物語 リブート (1) LACHESIS』永野護 角川書店

・・・表紙のラキシスにはすごい惹かれるのだが。

2010-11-24

『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』

『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』
ことぶきつかさ 角川書店
ミヤモトシンタ氏に発売を知らされた本作。
前シリーズがあまりに動きの無い対話劇なので手放してしまったが、本作も変わらず。
本作はシャアの反乱後、っぽい時期にズムシティで行われた一年戦争記念イベントに招かれた彼が一年戦争を思い出す、という趣向。スレッガーさんのこと、V作戦の裏側。ハロにまつわる話はなかなか良かった。
しかし、相変わらず対話型。セリフが多く、動きが少ない。
また初期のような軍記物、やってくれないかなあ。

2010-11-17

『さよならもいわずに』

『さよならもいわずに』上野顕太郎 エンターブレイン

借り物。ギャグマンガ家が見舞われた悲劇を描いた渾身の作品。

娘さんと作者を遺し、亡くなられた最愛の奥様との思い出と、亡くなった後、絶望に押し潰されそうになる日々を描く。

うまいとはとても言えない絵で無骨に、不器用に、淡々と、時に感情的に描かれる本作はストレートに心に響いた。

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