『教育の職業的意義』
『教育の職業的意義ー若者、学校、社会をつなぐ』本田由紀・ちくま新書
教育に職業的意義は必要か?
企業は特に大学に職業訓練を期待していない。
だからどこを出たか、ではなくどこに入ったかが問われる。つまりどんな大学に入れる程度の頭を持っているか、大学はその程度にしか見られていない。多分、それは評価者の実体験に基づく判断だろうし、それが間違っているなどとも言えない。多くの人々が実際にそう感じていることだろうから。
新書にふさわしく、本書は問題提起をしているに過ぎない。高等専門学校の有用性について書いてはいるが、私には納得できるほどの内容ではない。
結局、社会、教育機関、受益者(≒若者)のいずれの視点に力点を置いているのかも見えない。
なんとももどかしい1冊だと思ったが、あとがきで得心がいく。
やはり読むべき1冊。
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コメント
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投稿: Mia | 2014-01-22 22:24