『未来を創る大学』
『未来を創る大学 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)挑戦の軌跡』 孫福弘・小島朋之・熊坂賢次・編著 慶應義塾大学出版会
1990年に開設し、衝撃を与えたSFC。その取り組みは極めて先駆的で、その後の文部科学省の答申に記載された事項の大半は欧米の先進事例を研究していたSFCでは既に取り組まれていた内容ばかりだという。開設時は2学部で構成された比較的小さな規模のキャンパスでありながら、国内での注目度、研究費の採択率、学生のモチベーションの高さ、情報技術の導入状況などで群を抜いていたようだ。
本書はそのSFCの軌跡を、教職員や行政側の視点、卒業生の視点を織り交ぜながら、教育、研究、施設、学生生活、進路、地域との係わりなどさまざまな面から記録したものである。
さらに開設から出版時には15年を迎え、これからの方向性についても若干だが紹介している。
今から20年前に開設したはずのSFC。しかしその内容の斬新さは残念ながら今も古びてはいない気がする。15年史といった感じなので、特に本書に関する評価がどうの、というものも無いが、20年前かあ、すげえなあ、というのが正直な感想である。
コメント
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投稿: Maya | 2014-01-22 15:01