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2010-04-05

『ギレン暗殺計画』

『ギレン暗殺計画』1~4 Ark Performance 原作:富野由悠幸 原案:矢立肇
角川書店
いや、すみません、よくあるガンダム外伝系です。
しかし、予想外に面白い。
舞台はサイド3。時間は宇宙世紀0079年冬。ギレン・ザビ総帥の暗殺計画の存在を知った公安のレオポルト・フィーゼラーがその阻止を目指す。何重もの陰謀。敵も味方も分からぬ中、どんどん陰謀の渦の中に彼は取り込まれていく・・・。
結構、よくできた刑事もの。キャラクターもよく描かれている。
第3巻までは、刑事ものが中心。クーデターが決行された最終巻である第4巻はMS戦が中心。刑事ものも、クーデターもコロニーという特殊空間をうまく描いている。
グフ、ってあんまり好きじゃなかったけど、本作のグフはかっこいい。主役機にはまずなりそうにもないガルバルディもかっこいい。もとより好きなザクFZも、ドムもね。
難点はセシリアやヒロイン?のエリースの胸がでかすぎることくらいかなあ。
でも、ギレンの秘書のセシリアがこんなに脚光を浴びることもなかろうし。そこがまた興味深い。もう少し彼女には裏があってもよかったとは思うけど。

本書を読んで、ディジェのプラモがほしくなった。でもHG-UCは出ていないっぽい。残念。

余談だが、よくサンライズアニメの原作者で出てくる「矢立肇」って、架空の存在だとはじめて先日、wikipediaで知った。サンライズのえらい人なのかと思ってた。

松尾芭蕉の『奥の細道』に使われた「矢立の 初め」が名前の由来である。

なるほど。

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コメント

あぁ、買ったかぁ。
気にしつつも、個人的にはあと一つぐっと来るところがあれば購読していたかもしれん。
同じ作者さんが合間に描いていた、1年戦争の群像劇は単行本が出たら買いたいと思っていたのだけれど。
これの巻末に収録されてるとかないよね?

わかる、わかる。
俺も「今ひとつ、ひきつけるものが足りない・・・」とか思ったのだが。でも買ってしまった。
その群集劇はかなり気になるな。残念ながら巻末には載ってない。
今度はジョニー・ライデンをやるらしいね。単なる戦闘重視じゃなければよいのだけれど。

Inventive developing capability gives influenced me, several thanks !

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