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2009-10-26

『私の履歴書 知の越境者』

『私の履歴書 知の越境者』日経ビジネス人文庫
白川静、中村元、梅棹忠夫、梅原猛の四氏による日本経済新聞連載「私の履歴書」をまとめたもの。他に通勤の往復で読んでいる本があるんだけど、遅々と進まないその本を置いて先に読了してしまった。
以前、乗せて頂いた帰りの車でお世話になっている先生とアカデミズムについて話をしていた時に、「白川静の私の履歴書を読んでみてよ」といわれたのがひっかかっていて、探していた。
その方が薦めていたのは実は、「私の履歴書」を含めた『白川静-回思九十年』という本だったんだけど、『「私の履歴書」、「私の履歴書」・・・』と考えていたので、本書を見つけたときに「これだ!」と思ってしまって購入。勘違いだったんだけど、でも本書も十分におもしろい。その先生曰く「白川静さんの日本語は美しい」とのこと。確かに読んでいてもそう感じた。
「知の越境者」という言葉はあとがきの山折哲雄氏がこのお四方を評している言葉でもあるのだが、一つの分野の枠を超えたこれら諸先生方の生き様は読んでいて本当に面白い。「考えること」「追求すること」「追究すること」というのは個人的にも憧れの世界なのだが、自分自身でいえば、少しかじると「これって、この先になんかあるの?」といった妙な不毛さのようなものを感じてしまい、そこで挫折することしばしば。つくづく自分は研究者にはなれない、と思う。大成しない人間の典型といえる。
ともかく、感想としては「参りました」のひとことに尽きる。

断片的に感じたこと。
本書と直接関係無いんだけど、『ツァラトゥストラはこう言った』は読まなきゃなあ、とつくづく最近思う。
梅原猛さんの章を読んで、岡本太郎と縄文文化の関係性を知って、「確かに原始的な脈同感とか通じるのかも、作品集とか買おうかしら」と思う。
私、学が無いので、梅原猛さんと梅棹忠夫さんが妙にかぶって記憶していたんだけど、民博の梅棹さん、日文研の梅原さんと覚えることに決めた。
中村元さんが、「書類をやたらつくるから、えらい事務職員を置かなきゃいけないし、研究者と事務官僚との対立を招く」という趣旨のことを書かれていて「むっ」ときたのだが、でも確かにね。ことをややこしくしがちなのは有能な人に時間を与えてしまうことだとは思わなくは無い。
この四氏の本といえば、白川静氏の『漢字』くらいしか手を出していない。読まなきゃ。

以上。

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コメント

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