文句無しに素晴らしい。
プラネテスのアニメ版を見終わりました。素晴らしい。最初から最後まで一切妥協が無い。
原作と違う流れで、宇宙防衛戦線との戦いが激しいし、悲惨な終わり方をした人も何人も居るし、決して幸せではない結末を迎えた人たちもいる。しかしご都合主義的な終わり方は1つも無い。ほとんどの人には幸せじゃないけど、希望を持てるクライマックスがあった。
気になるのはハキムとノノ。あのあとどうなったんだろう?
原作も大好きなんだが、原作と同じ話も、アニメオリジナルの話もどれも良かった。
しかし、ノノが月面を走りながら「あたしの海!」と叫ぶシーンはやはり最高。
宇宙服を売り込みに来た後進国の会社社長が保護される前に宇宙から内戦が始まった国を見つめるシーンも最高。
海に落ちたハチが宇宙とのつながりに気づくシーンも原作より演出過剰だけど良かった。
タナベが酸素を失った宇宙服の中で、目の前に横たわる人の酸素ボンベを前に葛藤するシーンもすごい。
毎回30分とは思えない濃い話ばかり。一切物語に破綻も見られない。
忍者仲間が遺品を売って食いつなぐシーンはあまりに悲惨でどうしようか、と思ったが。エイデルが昔、体中に穴をあけてピアスをさせられて、体を売って男を養ってた話とかもきついなあ、と思ったし。
銃で腹を打ち抜いた男の頭を掴んで、脇で仲間の頭に銃を向けて脅し、無理やり網膜の認証をさせるシーンも。
良いシーンも悲惨なシーンも描ききっていた感じ。
NHKすごいアニメを放映していたんだなあ。再び再放送をしてもらえんだろうか。
アニメ特集でもないNewsweekでなぜか紹介されていたのを読んだときは「なぜ?」と思ったが漫画を読み、アニメも観た今なら頷ける。
すごい。
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コメント
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投稿: Lydia | 2014-01-22 18:48