複雑な気分の散財。
最近、「お洒落ですね」といったニュアンスの言葉をかけて下さる方が増えた。とても過分なお褒めの言葉であるし、もう赤面して「ありがとうございます」というのがせいぜいなんだけど、まあ、無理して自分を作ろうとしている努力が多少は評価されうることになっているのかと思えば、そんなことで喜ぶ自分も恥ずかしいがやはり嬉しい。
その大きな要因となっていたであろうお店が難波にあった。
一昨年の12月ごろであったか、はじめて訪れた際にぴんと来たカーディガンを職場に来て行った際に「すごくそのカーディガンいいね」と褒めれて以来、馬鹿のひとつ覚えのように服はそこで買うのが通例となりつつあった。
1月のバーゲンでもそこで半額のバッグとコートを購入し、例によって褒められていい気になっていたそんなある日。お店から1通の手紙が。「またセールでもするんかいな?」と思いながら封筒を開くと、難波店閉店と店じまいセールのお知らせが。
「なんということだ。これで、私の「おしゃれですねと言われる生活」ともおさらばか。」と思いながらも本日、お店へ。半額のジャケット、パンツ、シャツ(セール除外)を購入して、帰宅。
大いに散財するも気分は沈みがち。東京の新丸ビルにあるのは知っているし、1度行ったことはあるとはいえ、なあ。
なんだか、実家が東京に行ってしまったのと同じような不安定な気持ちに。
あんな自分の好みにあいなおかつ値段もさほど高くないお店、また見つかるかなあ?
不安だ。でも、本当に今までありがとう。
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