五劫の擦り切れ。
年始にめでたい話を、と思ったのが、前述の「我が君は・・・」なんですが、めでたい話といえばこれがあったなあ、そしてこれも「永遠に」とくどいほど言い続ける話だなあ、と。んで、日本の表現の仕方が全てではないなあ、と思ったのがこれ。
「五劫の擦り切れ」なんだかわかります?
落語の「寿限無(じゅげむ)」の一節ですな。私の父は幼い頃にこれを暗誦してたとか。恥ずかしい思い出かと思います。しかし暗誦が悪いわけでもないし、今やNHK教育テレビの「にほんごであそぼ」で子どもたちの多くはそらんじていたようですね。
wikipediaより引用しますが、
寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
やぶら小路の藪柑子
パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助
その言葉ひとつひとつについてはwikipediaを参照下さい。
馬鹿な噺だと思ってたんだけど、新春にこの噺を出すことである種の祝いになるのではないかとふと思った次第。だって、めでたい詞を並べているのだから。
ということで、あるいはこの名前を3回読み上げたら幸せになれるのかもしれません。ぜひみなさんもどうぞ。
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