『教科書でおぼえた名詩』
『教科書でおぼえた名詩』文藝春秋編 文春文庫PLUS
やはり買ったのはずいぶん前。基本的に当たり前だけど読了したらここに記載する習慣なのだが、この本の場合、読了というよりぱらぱら開く、といった感じであり、さらにしばらくマガジンラックで埋もれていたので、記載するまでずいぶん時間がかかってしまった。
ちょっと寂しかったのは、ヴェルレエヌの「巷に雨が降るごとく」が「都に雨が降るごとく」となっていること。ガンダムの影響に過ぎないのだが、個人的にはここは「巷」版にしてほしかった。「都」より「巷」の方がなんだか郷愁を感じる。ただそれが誰による訳かを知らないのだが。
谷川俊太郎の二十億光年の孤独という詩をはじめて読んだが素敵。
(前略)
万有引力とは
ひき合う孤独の力である宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
(後略)
いいなあ。同じ詩の「或はネリリし キルルし ハララしているか」というのも良い。
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コメント
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I genuinely liked going through essay, you not just pointed out the subject perfectly, and also the method that you continued in-depth on the problem indeed made it a wonderful choice.
投稿: Peyton | 2014-01-22 14:04