2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

メインサイト

« 丸ビル、とか。 | トップページ | 昨夜は。 »

2008-10-31

音楽ネタ。

今日、雑誌と本で面白いエピソードを立て続けに読む。

今週のニューズウィークに載っていた1943年のバーンスタインの華々しい指揮者としてのデビューの話と、吉田秀和『世界のピアニスト』(ちくま文庫)の1957年のソ連でのグールドのコンサートの話。

バーンスタインは、ニューヨークのカーネギーホールでドイツ出身の大物指揮者ブルーノ・ワルターの突然の体調不良で急遽手配されたピンチヒッターとして登場。
当時としては珍しいアメリカ生まれの指揮者でまだ25歳。
しかし彼の演奏は観客の疑念を吹き飛ばした。そして4回ものカーテンコール。
一夜にして彼は時代の寵児となった。今年は彼の生誕90周年だそうだ。

続いてグールド。
24歳のグールドは出身のカナダですらまだ新進のピアニストに過ぎなかった。
彼がモスクワでコンサートを開いた。
プログラムの中心はあまり当時人気の無いバッハ。
最初の観客はほとんど居なかった。
しかし休憩に入った際、お義理のように来ていた来場者たちが知り合いに電話をかけまくり、会場は先を争ってつめかける聴衆でいっぱいになったそうである。
『「リサイタルの終りに、ブラヴォーの声と拍手が再びホール全体に響き渡った。やがて拍手はリズミカルな手拍子に代った。これはこの国で芸術家に与えられる最高の賛辞なのである」』
『この劇的な変化はまたモスクワのきき手たちの質の高さ、判断力の確かさと感受性の鋭敏さの証明である。私はここに、そういう人びとが閉ざされた社会に住む時、本当に新しいものに接した場合、どう反応するかの一つの顕著な例を見る。』

音楽の良し悪しというのを理解できていないんだけど、この2つの場面の聴衆のような衝撃を体験できるというのはきっと幸せなことなんだろう。
何より、その衝撃を受けるほどの耳がほしいなと思う今日この頃。

同じ本のルビンシュタインの章で、彼のこんな言葉も載っていた。

「私は人生をあるがままにうけ入れる。人生とは多くの、より多くの幸福を内蔵しているものだ。たいがいの人は幸福の条件をまず考えるが、幸福とは人間が何の条件も設置しない時、はじめて感じることができるものだ。」

まさに名言だと思う。

しかしこの本。私のような門外漢には聞いたことがあるかなしかの用語が飛び交う。しかも分厚い。今日、150ページほど読んだが、あと200ページ以上ある。いつ読み終わるだろうか?

« 丸ビル、とか。 | トップページ | 昨夜は。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105683/42954723

この記事へのトラックバック一覧です: 音楽ネタ。:

« 丸ビル、とか。 | トップページ | 昨夜は。 »

最近のトラックバック