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2008-08-11

所謂玉音放送。

昭和天皇、結構、好きです。もちろんあの第二次大戦のことを思えば単純に「好き」と評価するべきではない面も多々あろうかとは思いますが。しかし不思議なキャラクター。一人では背負いきれない業を背負い、必死に、しかし飄々と生き続けられたあの御姿。日本人として、というより一人間として、あの方の魅力は尽きない。

さて、終戦詔書、いわゆる玉音放送。
「堪え難きをぉ~、堪え。」というあの独特の節回し。その背景にある重みを全て無視した非常に不謹慎な発言であることを重々承知しているがそれでもあの放送に美しさを感じる。
陛下の話し方が美しい。文章もどこか美しい。ということであれこれ検索。youtubeで放送そのものも出てきた。言葉は確かにわかりにくいけどでもすごい。話している内容も当たり前のことを言っていると言ってしまえばそれまでだが、敗戦国の責任者として国民に伝えたいことの恐らく殆どが凝縮されている。

戦争の無意味さ、戦死者の苦しみ、遺族の痛み。戦傷者、孤児。飢餓。暴力。憎悪。敵意と差別。その他戦争が与える全ての負の重さを無視して戦争を語ってはいけないけれど。
しかしあの玉音放送というものはすごいもんだなと思う。
玉音放送ーwikipedia

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コメント

当時の国民はどんな気持ちであれを聞いたのでしょう…

ちなみに僕が聞いたとしても内容さっぱり理解できないでしょうw

わたしもあれでは音声だけだと何を仰ってるのかさっぱりわからんかったでしょうねえ。当時の国民もさっぱりだったそうです。んでその後の解説でようやく意味を知ったそうで。しかも殆どの国民は天皇陛下の玉声をはじめて聴いたので捕虜が米兵に「これがそうなのか?」と聞かれても答えられなかったとか。

確かに不思議なキャラでしたねぇ。今でも海外では、悪の権化みたいに扱われる事あるけれど、どうしてもそうは思えない。実は一番、時代に翻弄されてしまった人だったのかもですね。現人神なんて、狂った時代に、祀り上げられてしまったのかも。

今でもそうなんですね。
彼を苦しめたのは彼の聡明さであり、彼を救ったのも聡明さなのかもしれません。
もう少し彼のことを知りたいなあ、とよく思います。
なかなか「これは」という本に出あえないのですが。

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