滅法おもしろい。
城山三郎氏が亡くなった。
縁がなくて読む機会もなかったが、読売新聞に掲載された氏のエピソードを
読むうちになんとなく読みたくなった。
『運を天に任すなんて 人間・中山素平』は財界の鞍馬天狗と称された
神出鬼没の怪人(に私には見える)で、興銀中興の祖・中山素平氏を扱った評伝。
見掛けた城山三郎氏の作品の中で比較的厚みがないので手に取った。
文体があまり馴染まなかったが、描かれるエピソードは実に多彩でおもしろい。
話の本流ではないが、河合塾の二代目・河合あや(文の右に武)人氏にまつわる
エピソードや、ハウステンボスを立ち上げた神近義邦氏。国際大学のことなども、
なかなかに興味深かった。
特に正宗白鳥の甥にあたる正宗猪早夫氏とのやりあいなんかなんとも楽しい。
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コメント
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我が伯父の名前が出ていて、読ませて頂きました。
亡くなって早9年程、とにかく私にとって、「黄門様の印籠」
の様な人でした。何をして貰った訳では無いのですが・・・、
大きな目で、見ていてくれるその存在感だけで、充分多方面
で助けられた感が有ります。
素っ気無く、気取り無く、茶目っ気有る、日本男児でした。
投稿: アメリ | 2008-02-08 23:46
えっ・・・!?
正宗猪早夫氏の姪御さんでいっらっしゃいますか?
「素っ気無く、気取り無く、茶目っ気有る、日本男児」・・・
とても素敵な伯父様だったのですね。
そんなすばらしい伯父様をお持ちだったこと、
とても羨ましいです。
この本は、実は義理の父に貸したままで中身を
読み直すことができないのですが、このような
ブログにコメントを下さり、本当にありがとうございます。
投稿: sheep | 2008-02-09 00:43
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