リヒテルとバックハウスとグールドと。
もともとなんでもかじりたがる習性がありながら、なかなか腰が重い私。
しかも飽きっぽく長続きしない。
村上春樹の影響で、コーヒーにはまり、ビールにはまり、大西順子にはまる。
で、その続きでバックハウスにはまり、リヒテルにはまる。べたですね、はい。
ジャズでもそうなんだけど、妙にピアノが好き。なんでだろう?
グールドはどうも第一印象で好きになれずうっちゃってた。
しかし先日、吉野朔実の『グールドを聴きながら』を読んで、作品自体はあんまり
好感をもてなかったが、グールドを改めて聴いてみたくなる。
幸い、3月より本部に異動となったため、図書館が近い。図書館でCDを借りやすく
なんやかやと借りてみる。
改めて聴いてみるとおもしろい。好きとか嫌いといわれると困るがおもしろい。
で、毎度のwikipedia検索。
ヴィルヘルム・バックハウス
最近、おもしろがって、彼のラストコンサートのベートヴェン、ピアノソナタ第21番
「ワルトシュタイン」と、他の盤を聴き比べていたのだが、これを読んでから聴くと
なんだか鬼気迫るものを感じるようになった。
スヴャトスラフ・リヒテル
彼の演奏するショパンの練習曲・作品10の4がひどく聴きたい。
全曲を1分32秒で演奏しており、恐らくはこの作品の最高速演奏と言われている。しかもその演奏はエキセントリックなムードに終わってはいないのである。
名高いクラウスは、グールドのモーツァルトを聞いた際「あれだけの才能を持っているのだから普通に弾けばよいのに。」ともらしたと伝えられている。
という話はおもしろい。
まあ、しばらくクラシックづくと思います。
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