『岸信介-権勢の政治家』
再読。
思えば、最初に読んだのは7年前。授業の課題に出た1冊だった。
安倍首相の祖父として改めて読んでみる。おもしろい。
曽祖父が明治維新、本人が満洲事変に大きく関わったというあたり、
歴史を感じる。
二大巨党制、改憲、日米関係の強化・・・。なんだか1950~60年代なんだか、
今なのか。岸の先見性を思うとともに、いったい日本の政治はこの50年、何を
やってたんだ、という気にもなる。
もちろん変えなくてもよい部分もあるだろうが、本当にいつまでもいつまでも
同じような問題を抱え続けてるなあ。
また、政治家同士の公人としてではなく私人としての私情がや私欲。ひでえ。
非営利法人の経営の難しさをここのところつくづくいたいたしく感じているが、
最大の非営利法人は国家だね。なんともかとも。
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