まるでSF。
P.K.ディックの『高い城の男』を読んでいるような気にさせられる。
この本は、第二次世界大戦で日本に負けたアメリカを舞台とする。
アメリカで、日本にアメリカが負けたという荒唐無稽な物語を描く
謎の作家を主軸に物語りは展開する。
次第に、日本は本当にアメリカに勝ったのか・・・それとも?といった
混乱が生まれ始め・・・。
ノーム・チョムスキー『覇権か、生存か-アメリカの世界戦略と人類の未来』
集英社新書
現在、読んでいるのはこの本。
起こってきた事象は明らかに符合する。そして今現在の起きている事象も
確かに一致していく。しかし、マスメディアで提示される現実とは明らかに
発生原因や背景がずれている。これはどういうことなのか。
私は一体、どんな世界に住んでいるのか。それがだんだんわからなくなる。
そんな本を読んでいるさなか、また素敵なニュースが発信されている。
<米報告書>イラク旧政権とアルカイダの協力関係否定
(毎日新聞) - 9月9日12時24分更新
なんとなく調べてしまったサダム・フセイン氏のプロフィールで面白かった話。
サッダーム・フセイン-wikipedia
フセインは日本の明治天皇を特に信奉しており、自分の私室にも明治天皇の
肖像画を掲げていた。また、当時イスラム諸国ではテレビは貴重品で、イラク
国内で も殆ど手に入らなかった。それはフセイン元大統領も同じのようで、フ
セインは1991年時でも『日本はアメリカを敵視している』と思い込み、湾岸戦争
勃発 時の際は『日本がイラクと手を結ぶ』と本気で考えていたらしい。結果、終
戦時に日本が欧米諸国に追随していた事を知り、酷く落胆したと言われてい
る。
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