アップルシード
何を思ったか、ふと観たくなる。
原作は士郎正宗の読んだ作品の中では一番好きな作品。
デュナンとブリアレオスの名コンビは、素子とバトーのコンビより好きである。
しかしなにしろ、私の知る限りでは未完。果たして続いているのだろうか。
さて、映画版。静止画としては実にきれい。しかし人間の動きはあまりに不自然。
機械の動きは逆に実にスムーズ。この落差はなんともいえない。
はじめの方で、デュナンの格闘シーンがある。攻殻機動隊で、素子が人形使いの
偽者に水面で蹴りをかますシーンがある。映画のこのシーンは私の好きなシーン
だが、これに比べると、動きの不自然さでかなり劣る。
物語自体は私の記憶する原作に比べるとかなり派手。もう少し物語りは静かに
進行していたような気がするのだが、単にそこは記憶違いかもしれない。
「戦いが終わったら母になりたい」というデュナンの言葉は男泣かせな殺し文句。
うるっときた。
人間の動きの不自然さをのぞけば、実におもしろい作品だった。
Boom Boom Satelliteをはじめとする音楽も作品にぴったりはまり、非常にかっこいい。
前に手放しちゃったけど、また原作が読みたくなってしまった(悪循環)。
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