『仕掛人・藤枝梅安』一気読み。
突然、やってしまった。
池波正太郎と、村上春樹というのは私のここ数年のリズム。
言葉のリズム、食事の雰囲気、物事の考え方。
なんとなく真似をしたくなる作家である。とても真似できないけど。
大阪に引っ越して、自分の生活のペースがまだつかめて
いない。体で覚えるのが苦手だからだ。
自分のペースが乱れてるとき、ある種の「自分らしさ」を
再度、形成するために、この二人を読むことはよくある。
まあ、そんな大層なことでもないのだけど。
んで、1冊、1冊と読んでいる内に止まらなくなり、結局は
『梅安・冬時雨』をのぞく全巻を読み直した。
冬時雨は未完。完結を前にして池波氏が亡くなられたため。
他のシリーズもそうして未完となってしまった作品がある。
1回目は当然、読んだけど、再読はする気にはなれない。
しかし、それにしてもおもしろい。
表の稼業は鍼医。そして裏稼業は仕掛人。彦さんと小杉十五郎。
ひとくせもふたくせもある元締の面々。
後半は白子屋菊右衛門との因縁の関係で長編が増える。
私はどちらかというと前半の短編が好きだが。しかしおもしろい。
昔、ドラマ化された際には小林桂樹氏が梅安をやったそうだ。
ぜひ、それは観てみたいなあ。と思う今日この頃。
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コメント
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投稿: Chloe | 2014-01-22 08:33