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2006-08-14

仕掛人藤枝梅安 梅安蟻地獄

小林桂樹が藤枝梅安、柴俊夫が小杉十五郎、彦次郎を田村高廣。
梅安蟻地獄は御用聞きが死ぬ間際に口走った「あべ」という言葉の
せいで振り回されてしまう藤枝梅安が、「生かしておいては世のため
人のためにならない」奴らを「仕掛ける」ことになる話。
結構、女性が手篭めにされるシーンも多いし、気が滅入るので、
どうせ借りるならもう少し穏当なのを・・・と思ったのだが、なかなか
適切なものも無かったので、第1作であるらしき本作を借りる。

現在の時代劇は一体なんだ、というほどの力作。
オープニングからしてかっこよすぎる。
小杉十五郎(柴俊夫)による殺陣が途中であるのだが、それも
梅安と彦次郎が店の2階から見るという趣向で、ほとんど正面からは
写さない。そのやり方がまたかっこいい。
本作では、彦次郎が己の奥さんと娘の敵を討つ別の話も途中で入れたり
と結構、他の話も混じっているけど、よくまとまっている。
ただなにしろ、手篭めにされるシーンが多い。
今回の相手は乱暴もので、あちこちで女を押し倒すし、女性はどんどん
虐げられてしまう。ちょっとやりすぎ感がある。
しかし、体格に関する演出とか、設定もかなり原作を活かしていて、その点、
大いに感心した。
音羽の半右衛門は小柄でちょこちょこ歩く、と原作にあるのだが、彼の姿は
正にそんな感じ。一見すると人柄のよさそうな老人だが、実際は香具師の元締で、
ときどき鋭い感じを持った雰囲気はぴったり。
井筒で働く梅安の恋人・おもんさんは30過ぎで亭主に早死にされ、子どもを
預けて働いているのだが、肉付きはわかんなかったけど、それなりの年らしき
神崎愛という女優さんで、声はいささか若いし、やや原作に比べると落ち着きも
ない感じだけど、しっとりと演じておられる。

今回、特に感動したのは、やはり小林桂樹と、田村高廣。この二人、
かっこよすぎます。彦次郎さんの影を含んだはかなげな感じ。原作よりも渋いかも。
小林桂樹も走ったり、泳いだりと、すごい演技っぷり。凄み・渋みも合わさった演技
に痺れる。
ただ原作には無い愛嬌もあり、近所の子どもに慕われる姿は演出上はなかなかに
良い感じだが、裏で人に言えない稼業をしているのに、あんな姿でよいのか、など
とも思わないでもない。

しかし、最初っから最後まで大いに愉しんだ見事な娯楽作品。

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