2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

メインサイト

« 予定通り。 | トップページ | 奥さぁん、明日は四時起きですって…。 »

2006-08-18

かつて戦争があった。

先日、機動新世紀ガンダムXを見直す。
一つのコロニーの独立運動に端を発する争いは、コロニー側と地球側の全面戦争に発展する。
コロニー側はコロニー落としを切り札に地球側に全面降伏を求めるが、地球側は
決戦兵器ガンダムを投入し、徹底抗戦を唱える。

ガンダムの放ったサテライトキャノンはコロニー側のコロニーを貫く。
この一撃に勝利への焦りから、コロニー側はコロニー落としを断行。
いくつものコロニーを落とされた地球には実に七年もの間、太陽を見ることの
できない時間が訪れた。
もはやこの戦争に勝利者は無かった。
この第七次宇宙戦争から十五年。荒れ果てた大地でたくましく生きる戦後生まれの
少年を中心とした物語である。

監督はいくつもの思いを込めたそうである。
一番言いたかったことは、「もうガンダムに特別な意味づけをして囚われ続けるのは
やめないか」ということだったようだ。
否定的にニュータイプを描いたこの作品の1stニュータイプとされるD.O.M.E.が
語るニュータイプという言葉をガンダムに置き換えるとそういう意味になるという。

そこまでとらえなくてもある種の憑物落としとしてこの作品は理解できるし、ターンAや
ガンダムSEEDを観る気になれないのも、私の憑物もかなり落とされたからだと思う。
さらに考えると、同じ年に新世紀エヴァンゲリオンが放映され、一大ブームを生み出した
のもまた、新たな時代へのはじまりだったと考えることもできる。

しかし、あれから十年。今もガンダムは消費され続けている。戦争が生み出した
突然変異に過ぎないはずのガンダムは実に30年近くも人の心を魅了し続けている。
愚かな戦いは繰り返され続けている。

とまあ、大層な書き方になったが、この途中で打ち切られた現時点で最も話数が
少ないシリーズはそれ故かいま見ても十分おもしろい。
まず、物語のつくりが丁寧である。
普通、一話完結、たまに前後編という形で進むアニメが多いと思うが、一つの話が
完結するまで三話くらいかかる。長いものでは五話くらい。戦闘シーンより、人間ドラマに重点が置かれている。

絵もあまり崩れない。

キャラクターもそれなりの必然性を伴って生きている。

各所の演出も興味深い。

私が、今も見直す気になれる数少ないガンダムシリーズである。
ちなみに他に見る気になれるガンダムは「0080」と「F91」である。

« 予定通り。 | トップページ | 奥さぁん、明日は四時起きですって…。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105683/11495734

この記事へのトラックバック一覧です: かつて戦争があった。:

« 予定通り。 | トップページ | 奥さぁん、明日は四時起きですって…。 »

最近のトラックバック