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2006-05-02

外来種は悪か。

悪だ、とよく言われる。

しかし先日、うちの髭の親分の講演で、「外来種は悪だから
駆逐しなければならないという考え方もあるようです。」という
ようなことを言ってた。具体的な論旨は正確に覚えてはいないが、
動物保護の概念からすれば、どんな生き物も殺すべきではない
という見方もできるし、そもそもが在来種という概念があやふやで
あるなどが論旨だったと思う。要は環境問題はあまりに多様である
という話だったかと思うが、環境を志す人間にとって、外来種は
すべからく悪と思われていると思い込んでいたのでなかなかに興味深かった。

例えばモウソウチクという今ではありふれた竹は、確か人為的に
日本に流入してきた種で、歴史はそんなに古くない。国内の多くの
竹林はこのモウソウチクである。管理されている地域は良いが、
放置された竹林は各地で悩みの種になっている。

逆に関西の里山でもクヌギなどの落葉樹が維持されていたのは
人為的なものだったが人の手が離れたためシイなどの本来関西の
ような暖かい土地に棲息しやすい種である照葉樹に移行しつつある。
京都では松が多かったがこれは人間が山を酷使して痩せた土地だから
松くらいしか生えなかったのだと聞く。

在来種を守らねばならない理由があるとすれば、それに恩恵を受けている
地元ビジネスへの影響からというのがわかりやすい。例えば卑近な例で
言えば琵琶湖のふな寿司がある。外来魚のためににごろぶなが減れば
ふな寿司は作れない。そういう明確な理由があるのであれば地元の文化
の保護のために対策を講じねばならない。しかし、保護しなければならない
文化とは本当に今、あるべき文化かといえばそれもまた難題である。
無理やり、今、文化を維持しようとするより衰退するままにすべきというのも
自然な考えかもしれない。

環境問題はあまりに多様である。いい人でも立場が違えば敵である。
これだから環境問題は厄介だし、問題の種は尽きない。

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» もし鮒寿司が無ければ、外来種は悪にならなかった [鯵、環境民俗学ヲ嗜ム]
もし、ブラックバスが琵琶湖において漁業を生業としている人々にとって収入源となるならば、それほど大きな問題にはならなかったのではないか。鮒寿司という食文化がなければ、ブラックバスはここまで敵視されなかったのではないか。... [続きを読む]

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