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2005-10-04

金木犀の花の香る頃。

今朝、金木犀の香りにみるもりさんが気がついた。
私はそのときは気がつかなかったけど、そのあとしばらくしたら私も感じた。
もうそんな季節なんだなあ。

金木犀というと思い出してしまうのがなぜか「ミスター味っ子」の漫画版。
中江兵太の親友の若きパティシエとのケーキ対決で味っ子は、サトイモの
ケーキを作った。薄い苺のスライスで覆い、さらにさらし餡をかける。
周囲をタピオカで飾り、春の大地の雪解けを表現。大地からは飴細工の
金木犀が生え、周囲にアーモンドのミツバチが飛ぶという演出。
蜂の羽は金木犀の花でできていて箱を開けた途端に周囲に金木犀の香りが。

というものだった。しかし。蜂の羽にするには金木犀の花は小さすぎる。
金木犀の花が咲くのは秋。つまりいろんな矛盾を抱えたケーキだった。
金木犀を見るとふと思い出す。昔はだまされてたなあ・・・。でもこのケーキは
彼の料理の中でもかなり優れたものだったと今でも思う。

さて、花をネタにした作品といえば、陰陽師も思い出す。
「梔子の女」は私にとって今も色あせない名作。
若い僧の寝所に夜な夜な現れる口のない女性。
「みみなしの山のくちなしえてしかなおもひの色の下ぞめにせん」という万葉集の
歌を指差す彼女の正体は?という作品だが、非常に叙情的で、さらに頓知も
聞いてて好きだ。
そういえば、金木犀を手折って庭に敷き詰めて清明が式神を呼んでた話もあったな。

もう1つ。わかつきめぐみの梔子山の主の話なんてのもある。

梔子とか金木犀とか。芳しい花というのは、目で楽しむよりも遥かに季節を
感じさせてくれるのがうれしい。

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コメント

金木犀、実は香りをかいだ事がないのです。
僕の住んでいる近所に生息しているところを知らないというか…
しかし僕の実家の柿は今年当たり年で、
たわわになっております。

僕は鼻より舌で季節を感じるいやしんぼですw

南の方では咲かないんですかね?
地域的なものかもしれませんが。

私も秋の味覚は大好きですよお。
きのことか、柿とか。
コンビニでチョコレートの新作が並ぶのが
1番季節の変化を感じるときかもしれません。

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