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2005-08-30

昨夜の衝動買い。

昨夜は20時前に京都駅に着いたので、仕事の遅いみるもりさんを
待ってみることにした。八条口のふたば書房。普通の本屋だが、
シモ系の雑誌が多いのは世相ゆえか。普通の本もそれなりにそろって
いる。なかなか連絡がつかない。結局、40分ほど待って店を出る直前
に電話が鳴った。その間に思わず手にしてしまったのはPC関連雑誌と
下記2冊。

masu

アメリカの鱒釣り
リチャード・ブローディガン
藤本和子訳
新潮文庫

表紙のナイスなオヤジに惹かれる。
ごくごく短い短編集。全47の物語らしい。
ほっとさせられるような筆致。主に鱒釣りに
適したクリークに関して語っているようだが、まあ、当然、それだけ
ではない。三本足の鴉ほどは変ではない親父の経営する古本屋での
できごとや、貧しい墓地と金持ちの墓地との間を流れるたくさんの鱒が
いるクリークの話、頭の足りないヘイマンと彼の家の脇を流れるヘイマン
・クリークの話など。49歳でピストル自殺したらしい。49歳・・・。

sakka

作家の食卓
コロナブックス
平凡社

もう完全な衝動買い。食べ物と小説というのは私に
とっては切っても切れない関係で、だから自分のページ
の中で食べ物の出てくる好きな場面に関するコーナーも
作っているわけだが、正に自分のやりたかったことがここに
ある。出てくる作家は立原正秋、石川淳、永井荷風、檀一雄、円地文子、
森瑶子、寺山修司、澁澤龍彦などなど。作家というのは大抵、家で仕事を
するので、その分、食べ物にうるさい。他に楽しみが殆どないから。
だから彼らの食べるものはとてもおもしろい。まあ、そんな人を集めたのだろうが、
とにかくよく食う。結構、再現するにはお金と手間がかかりそうで、自分で
することはないだろうけど、とても読んでいて楽しい。

他に、死神の精度(伊坂 幸太郎・文藝春秋)の出だしを読んですごく気になったが、
買いすぎなので断念。今度、多分、買うと思う。

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コメント

Thanks a lot for the post.Thanks Again. Fantastic.

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