『センチメントの季節』と通過儀礼
今日、炎天下ぶらぶら歩いていて自分の股間が気になった。夏場は蒸れて気持ちが悪い。その点、女性は何もついていないから楽かな、と思った。そんなしょうもないことを考える内に、『センチメントの季節』を思い出した。榎本ナリ子の漫画なのだが、背も高く、胸も大きな少女がそれを不快としたが、男の子の股間に触れ、男の煩わしさを知ることで、男のセックスと女のセックスを理解し、自分の性を認める話があった。
榎本氏の話は大体そんな流れで、一つの出来事が少女としての自身の終わりと新たな生のはじまりとなるような話をよく描いていた(今は知らない)。
今にしてみるとあの漫画はことごとくが一つの型で形成されたイニシエーションを描いた物語だったということを今更ではあるが気付き、一人で納得した。
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