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2005-06-15

作家の死。

昨日の朝刊で倉橋由美子死去の報を読んだとき、とてもショックを受けた。しかしそれ以上、言葉にならなかったのは、彼女のファンは私ではなくみるもりさんだからである。
では私の場合はどうだろう。訃報を耳にしてショックを受ける作家は誰か。
村上春樹や向山貴彦、荒俣宏の死はショックに違いない。ミヒャエル・エンデの死には驚愕した。安部公房や田中小実昌の死にはまだ生きていたことに驚いた。遠藤周作や胡桃沢耕史の死は自然に理解できた。しかしどれも今の自分の疑問の答えとしては何かが違う気がした。
つまり、その人の作品はみんな読んでいて、その人の新作を心待ちにしている作家は、というと誰もいない。
村上春樹は初期作品が好きで新作は読んでいない。向山貴彦は純粋な小説は一作しかまだ発表していない。

最近、本をあんまり読んでいないなあ、と改めて実感させられた。でも今、シリーズで読みたいと思える本があまりないのも事実…。

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コメント

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